AI 利用状況と従量課金
すべての有料プランには、リクエスト数で数える月間 AI クォータが含まれています。対象は AI ディスカバリー、AI チャットリクエスト、AI フロー生成、マネージドエージェントの実行です。このページでは、これらのリクエストが何を消費しているかを確認する方法と、クォータを使い切った後も続行させる方法を説明します。
クォータと消費の対象
| クォータ | 消費するもの |
|---|---|
| AI ディスカバリー | リポジトリのディスカバリー、および AI を使う ADR やドキュメントのインポート |
| AI チャットリクエスト | アーキテクチャチャットでの質問(Slack・Teams ボットを含む) |
| AI フロー生成 | AI によるフローの生成 |
| マネージドエージェントの実行 | 各実行(継続した実行と、承認された保留中の実行を含む) |
インサイト、エージェントの計画とメモリ、アーキテクチャ diff はクォータを消費しません。自社の AI プロバイダーキーで行った呼び出しも、クォータを消費することはありません。詳しくは 独自の AI プロバイダー を参照してください。
クォータを使い切ると、組織が従量課金を有効にしていない限り、その機能は次の請求期間まで停止します。
AI 利用状況カード
組織 > サブスクリプション には 今期の AI 利用状況 カードがリアルタイムで表示され、ページを開いている間は 10 秒ごとに更新されます。期間中のトークンを、誰が支払うかで分けて表示します。
- プランに含まれる分: クォータ内のリクエストで使われたトークン。サブスクリプション以外の費用はかかりません。
- 従量課金: クォータを超えて使われたトークンと、その時点までのユーロ建ての金額。従量課金が無効の場合は、そのことが表示され、設定へのリンクが示されます。
- 自社のキー: 組織自身の AI プロバイダーキーで使われたトークン。Archyl から請求されることはありません。
入力トークンと出力トークンは料金が異なるため、常に別々に表示されます。
合計の下には次のものがあります。
- フィルター(すべて、プラン内、従量課金、自分のキー)。その下のすべてに適用されます。
- トークンを軸にした 日別グラフ。日にカーソルを合わせると、日付、入力・出力・合計トークンが表示され、従量課金フィルターを選んでいる場合は費用も表示されます。
- 入力・出力トークンを含む 機能別の内訳。
プランに含まれるリクエストのトークンは、透明性のためだけに表示しています。プランに含まれるのはリクエスト数であり、トークン数ではありません。
利用明細 (CSV)
カードの下部にある 明細 (CSV) から、今期 または 前期 の請求期間の利用状況を、日・機能・課金区分ごとに 1 行でダウンロードできます。
date,feature,billed_as,calls,input_tokens,output_tokens,cost_eur
2026-10-22,chat,included,212,1268000,171000,
2026-10-23,chat,pay_as_you_go,48,288000,38400,0.119232
| 列 | 意味 |
|---|---|
date |
日付(UTC) |
feature |
AI 機能。例: chat、discovery、file(ディスカバリーによるファイルの読み取り)、managed_agent、flow_gen |
billed_as |
included、pay_as_you_go、own_key のいずれか |
calls |
AI 呼び出しの回数 |
input_tokens、output_tokens |
読み取ったトークンと書き出したトークン |
cost_eur |
請求額(pay_as_you_go の行のみ) |
組織のメンバーであれば誰でも、カードを閲覧し明細をダウンロードできます。
AI 従量課金
従量課金を有効にすると、クォータを使い切ったために拒否されるはずのリクエストもそのまま実行され、そのリクエストが使ったトークンだけが次回の請求書で課金されます。クォータ内のリクエストは引き続きプランに含まれます。
利用条件
- Business プランと Scale プランで、カード払いの有効なサブスクリプションがあること。無料の Developer プランや、アプリ外で請求されるカスタム契約では利用できません。
- 有効化、上限の変更、無効化ができるのは 組織のオーナー だけです。他のメンバーには設定が読み取り専用で表示されます。
- デフォルトでは無効です。
料金
| 利用 | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| AI リクエスト(チャット、ディスカバリー、フロー生成、エージェント) | 100 万トークンあたり €0.23 | 100 万トークンあたり €1.38 |
料金は税抜です。リクエストの料金はリクエスト時点で確定します。後で料金が変わっても、過去の利用分は請求時の料金のままです。目安として、一般的なチャットの回答は約 6,000 トークンを読み取り約 800 トークンを書き出し、費用はおよそ €0.0025 です。
組織 > サブスクリプション のカードには、常に現在の料金が表示されます。
有効にする
- 組織 > サブスクリプション に移動し、AI 従量課金 カードを探します。
- クォータを超えても続行し、トークン単位で課金する にチェックを入れます。
- 月間上限 を €5 から €10,000 の範囲で設定します。デフォルトは €50 です。
- トークン単位での課金への同意にチェックを入れます。チェックするまで 保存 は無効のままです。
- 保存 をクリックします。
設定前にクォータを使い切った場合は、クォータのメッセージにこのカードへのショートカットが表示されます。
無効にするには、設定のチェックを外して保存します。使い切ったクォータを超えるリクエストは、すぐに再び拒否されるようになります。
月間上限
上限は、1 つの請求期間で従量課金にかかる費用の上限です。カードには、上限に対してどれだけ使ったかが表示されます。支出が上限に達すると、クォータを超えるリクエストは次の期間まで、またはオーナーが上限を引き上げるまで拒否されます。
上限に達した時点ですでに実行中のリクエストは最後まで完了して課金されるため、最終的な金額はそれらのリクエストの費用分だけ上限を超えることがあります。
請求書での表示
従量課金は月次請求書に AI pay-as-you-go という独立した明細行として、€0.0001 単位で記載されます。請求書のメモには内訳となるトークンの概要が追加されるため、Archyl を開かなくても金額を確認できます。
AI pay-as-you-go: AI usage beyond the plan quotas, 1 Oct 2026 to 1 Nov 2026.
- AI requests: 6,920,000 input tokens x EUR 0.23/1M + 812,000 output tokens x EUR 1.38/1M = EUR 2.7122
Billed: 27,122 units x EUR 0.0001 = EUR 2.7122 excl. VAT (each report to billing is rounded to EUR 0.0001).
利用状況は数分ごとに課金システムへ報告され、報告ごとに €0.0001 単位で丸められます。日ごとの詳細は 明細 をダウンロードしてください。
この概要は、期間末の通常の請求書に追加されます。プラン変更や解約など、期間の途中の変更によって即時発行される請求書には、概要なしで明細行のみが記載されます。詳細は明細で確認できます。
FAQ
従量課金を有効にすると、プランに含まれる内容は変わりますか? いいえ。クォータ内のリクエストは引き続きプランに含まれます。課金されるのは、使い切ったクォータを超えた利用分だけです。
自社の AI プロバイダーキーを使っています。これは適用されますか? いいえ。自社のキーでの呼び出しはクォータを消費せず、Archyl から請求されることもありません。
メンバーが費用を膨らませることはできますか? オーナーが設定した上限の範囲内に限られ、それもオーナーが従量課金を有効にした後だけです。
ディスカバリーやエージェントの実行が、チャットの回答より高くつくのはなぜですか? 読み取る量がはるかに多いためです。ファイル全体、アーキテクチャモデル、リポジトリを読み取ります。各機能に実際にかかった費用は、利用状況カードと明細で確認できます。